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うつ病を克服して快適な生活を送ろう|症状に打ち勝つ

心のガソリンをチャージ

手を広げる男性

まずは十分な休養を

うつ病を克服する上で何よりも大切なのは十分な休養です。とはいっても、これはなかなか簡単なことではありません。仕事をしているのであれば休職する必要がありますし、主婦の方であれば家事や育児を代わりにやってくれる方を探さなければなりません。特にうつ病の患者さんは自分は常に何かをしていなければならない、休むことは怠けることで罪であるという思考に陥りやすい傾向にあり、なかなか休みを取ろうとしません。しかし、これでは症状は悪化するだけで克服することは出来ません。現在の自分が病気であることを認めて、行政や福祉の制度や家族の協力など頼れるものは全て頼って出来るだけ早いうちに休養を取れる環境を作りましょう。 また、家では十分な休養を取れる場所が無い方や、家にいるとついつい何かやってしまう方は例え軽度のうつ病であっても入院した方が良いという場合もあります。これは精神科に入院などと大げさに捉える必要は無く、心を休めてリフレッシュするための軽い旅行くらいの気持ちでいて下さい。こうして休養の環境が整ったら、最初のうちは何もせず、疲れきっている心と身体を休ませましょう。これにより心のガソリンを十分に補給すれば治療効果も上がり、克服への一番の近道となります。休養と並行して大切なのが薬の服用です。精神科の薬と聞くと、それだけで抵抗感を示す方もいらっしゃいますが、うつ病も風邪などの他の病気と同じように適切な薬を飲むことにより、崩れてしまった心と身体のバランスを修正していくことが必要なのです。

投薬と認知行動療法

うつ病の患者さんに処方される薬は抗うつ薬と呼ばれるものです。うつ病とは何かしらの原因により脳内の神経伝達物質であるセロトニンとノルアドレナリンの分泌が減少することにより引き起こされる病気です。抗うつ薬にはこれらの物質を一時的に増加させる作用があり、抑うつ状態などうつ病特有の症状を緩和する効果があります。また懸念されがちなのが副作用ですが、近年開発された薬はそれまでのものと比べると出にくくなっています。また抗うつ薬にも様々な種類があるので副作用が出た場合は医師に相談し別の薬剤に変更してもらうことも出来るので、自分に合う薬を探していきましょう。 十分な休養と適切な薬の服用により、ほとんどのケースでうつ病の症状は改善出来るといわれています。但し、不眠症やパニック障害など他の疾患も併発している場合は抗うつ薬の他に睡眠導入剤や抗不安薬などと合わせて処方されますので、これらも医師の指示通りに服用しましょう。休養や投薬と共に認知行動療法という精神療法を行うことが克服へ繋がる方もいます。これはうつ病患者さんに多く見受けられる否定的な思考パターンをより柔軟な思考パターンへと変えていく方法のことです。具体的には専門的な知識を持つ医師との会話を通して、自分の考え方などを客観視することにより思考を整理していきます。この認知行動療法には特にぶり返し予防に効果があります。十分な休養と適切な薬の服用及び認知行動療法により、うつ病は克服出来るといわれています。しかし、それは人それぞれですので専門医の指導に従い治療していきましょう。